まず、結論
メッッッッチャ面白い!!!
【全体評価】90/100
全人類必読の名作。
《超個人的評価》
絵の魅力 :17/20
ストーリー展開 :20/20
キャラの魅力 :15/20
設定(世界観) :20/20
読みやすさ :18/20
基本情報
- 作品名:彼方のアストラ
- 作者名:篠原 健太
- 巻数 :全5巻
- 連載 :完結済み
- 出版社:集英社
- 実績 :マンガ大賞2019 大賞
一言でいうとどんなマンガ?
SF×ミステリー×ギャグ
あらすじは?
初対面の高校生9人が突如現れた謎の球体によって
遠く離れた宇宙空間に飛ばされ遭難する。
運良く見つけた宇宙船に乗り
次々に直面する謎を解き明かしながら
5つの星を渡って故郷に帰るまで描く。
みどころは?
シリアスとギャグの調和。
どんなシリアスな場面においても一貫して笑えるコマがあった。
(例えば、カッコいいセリフを言うシーン、皆に過去を打ち明けるシーンなど)
ずっとシリアスシーンだと読み疲れしてしまうが
ギャグが適度にあるので飽きずに最後まで楽しく読めた。
物足りなかったところは?
キャラクターの魅力が弱いところ。
「このキャラクターが好きだなぁ!」ってなるキャラがいなかった。
キャラ設定や見た目は良いがキャラクターの回想シーンや活躍シーンが短いので愛着が湧きにくい。
具体的には、歌の能力があるユンファというキャラは他のキャラクターに比べると活躍の場面が極端に少ないため感情移入出来なかった。
正直、5巻という短さではキャラの掘り下げに限界があるのでしょうがない。
面白かったところは?
ストーリー展開。
物語冒頭からゴールや謎が明確にある。
そして、キッチリ回収される。
例えば、
などがある。
その他にも各所に読者の好奇心を刺激する謎があって面白い。
また、話のスケールも学校、国、宇宙とドンドン大きくなる。
クライマックスは予想外の展開がある。
メチャクチャワクワクした!
ギャグや冒険部分ももちろん面白いが
どんどん盛り上がっていくストーリーがこのマンガの一番の面白いところ!
何巻から面白くなる?
4巻。
とある新キャラの登場をきっかけに
設定と伏線が一気に回収されるので
ストーリーがドッと盛り上がる。
圧倒的に面白くなるので出来れば4巻まで頑張って読んでほしい!!!
このマンガから得られる教訓は?
困難に立ち向かっていくことの大切さ。
作中、9人は惑星を旅する中で多くの困難に直面する。
しかし、どんなに困難な状況でも決して諦めず希望を持って前に進んでいく。
人はいつか誰でも必ず絶望するので
困難に立ち向かうことは長い人生を生きる上でとても大切なことだと思う。
「絶望はいつか必ず希望に変わる!だから前に進み続けよう!」
という作者・篠原先生からの強いメッセージを感じた。
まとめ
『彼方のアストラ』は
伏線回収系のマンガが好きな方にオススメ!
5巻という短さにも関わらず
ここまで高揚感と満足感の高いSFマンガは珍しい。
興味のある方はぜひ!
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